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長野県立こども病院へのボランティア出張似顔絵描き

僕は2010年3月から安曇市の「長野県立こども病院」へボランティアの出張似顔絵描きを月に一回のペースでおこなっています。

キッカケ

こども病院で似顔絵ボランティアを始める前年の2009年は、我が家に第一子が誕生した年でした。多少難産だったこともあり、生後すくすくと元気に育っていく我が子を見ては、時々出産当時を思い出し「本当によかったな」と胸をなで下ろすことがありました。ちょうどその年の12月、僕は初めて出張似顔絵の仕事をしました。緊張しながらの初仕事でしたが、その時に描かせていただいた子どもたちが、みんな目をキラキラ輝かせ、僕の描いた似顔絵をとても喜んでくれたのです。そんな子どもたちの様子に僕自身もすごく感激しました。その感激は家に帰ってからも抜けず、もっとたくさんの子どもたちを描きたいな、と思いました。そんな時、仕事で知り合った豊科にある「高木整体」の高木先生が、こども病院でお見舞客の方対象にボランティアのソフト整体をおこなっているという話を聞いたのです。「自分も何かしたい!」と感じ、前述のこともあって“こども病院での似顔絵ボランティア”を思いついたのです。

似顔絵でパワーを

高木先生のお口添えもあって、こども病院で似顔絵を描くことはすんなり決まりました。「あの時出張似顔絵で描いた子どもたちみたいに、僕の似顔絵で病に伏している子どもたちを少しでも元気にしたい」。おこがましいのは重々承知の上ですが、そんな風に考え、僕はこども病院に行くようになりました。そしてそれは現在も定期的におこなっています。ベッドの上で暗い表情をしている子に、仕上がった絵を渡す瞬間はいつもドキドキです。気に入ってくれるかな?と。似顔絵を見てパーッと明るくなった表情が見れると、もう最高!嬉しいのはもちろん、パワーを与えるつもりで来ていた僕が、逆に子どもたちからパワーをもらった気分になります。
時々、子どもたちから絵に対する要求もあるんです。「お気に入りの剣を持たせて描いてくれ」とか「バカ殿の衣裳を着せて描いてくれ」とか。でもそんなふうにアレンジを自分で用意して描かれるのを楽しみにしてくれていたんだな、と思うと嬉しくなって、また元気になります。
でも僕がパワーをもらうのではなく、やっぱり子どもたちにパワーをあたえたいですね。

僕の務め

こども病院での画像

一日中ベッドの上にいなければならない、遊び盛りの子どもたち。
好きなものを食べられない食べ盛りの子どもたち。
お友達に会えない寂しがりの子どもたち。
こども病院にいる子どもたちはみんな、我慢ばっかりです。そんな子どもたちの笑顔を見るべく、僕はまたこども病院へ出かけます。
似顔絵を描くことに興味を持ち、それを「なりわい」とする人間として、さらに小さい子どもを持つ父として、このボランティア活動は僕の重大な責務だと考えています。



表彰

こども病院の院長先生からこれまでの院内における似顔絵のボランティア活動に対しての感謝状と記念品が渡されました。決してこのようなものが欲しくておこなっているわけではないのですが、なんだかとてもありがたく感じました。
写真は院長先生との2ショット。
…敢えて言うなら、もうちょっとちゃんとした格好をすればよかった。


こども病院で描いたお友だちとそのご家族の似顔絵

※画像クリックで拡大表示します

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